【研修参加報告】インクルーシブ教育・環境調整・「楽しい」学びをめぐって
2025年9月13日(土)は 多摩教組夏季教育研究集会 に参加しました。
第1部では、ドキュメンタリー映画
『風は生きよという』(宍戸大裕監督)の上映とクロストークが行われました。
司会は、元小学校教員を9年間務められた経験を持つ 原ゆき立川市議。
監督の宍戸さん、宮澤弘道先生とのやりとりは、インクルーシブ教育の理念だけでなく、現場での挑戦や教員自身の「権力性の自覚」にまで踏み込み、とても学びの深い時間になりました。
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実践報告からの学び
続く第2部の実践報告では、3つのテーマが提示されました。
1️⃣ 足尾公害事件から学ぶ(東村山市・澤田幸治先生)
環境問題を社会問題として教育にどう位置づけ、未来につなげていくか。
公害と教育をつなぐ視点は、私自身が市政で取り組む 環境政策や防災教育 とも重なり、大きな示唆を受けました。
2️⃣ 内容は調整中(昭島市・佐谷修先生)
「分ける」を考える。分けると分かる。
教育現場におけるインクルーシブ教育の必要性に焦点を当て、生徒を「分ける」ことの問題点や地域差について考察。
分離教育が子どもに与える心理的影響が指摘され、人権の観点からインクルーシブ教育を推進する必要性が強調されました。
👉 これはまさに、市政で取り組む 人権政策やジェンダー平等・平和教育 にも直結する学びでした。
3️⃣ 楽しい学校はインクルーシブな学校(東村山市・宮澤弘道先生)
「楽しい」というキーワードを軸に、インクルーシブ教育をどう実践するか。
子ども主体の学びや、考える過程を認める授業づくりが紹介されました。
教室が「つらい場所」ではなく「楽しい居場所」となるようにする工夫こそ、インクルーシブ教育の核心であり、子どもを主権者として育む教育へとつながるのだと実感しました。
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宮澤先生の言葉に学ぶ
宮澤先生の言葉の数々は、胸に深く残りました。
• 「インクルーシブとは、子どもに合わせさせるのではなく、大人が環境を整えること」
• 「変わり者の先生がいたから救われた子どもがいる。教育には多様性が必要」
• 「同じことしか言わない教育ではなく、一人ひとりの違いに寄り添える現場を」
いま現場では、教員不足やパワハラ、働き方改革の副作用など課題が山積しています。
けれども、こうした「楽しい授業」「環境調整」「権力性の自覚」という視点を持つことが、教育を人権に基づき、子どもを中心に据え直す力になるのだと改めて感じました。
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おわりに
教育は学校現場だけの課題ではなく、地域社会全体に直結しています。
市政においても、子どもたちの声をどう拾い、環境をどう整えるかは最重要課題です。
「誰一人取り残さない教育」を実現するために、今回の学びを議会での質疑や政策提案にしっかりと生かしていきます。
クロストークの司会を務め、学びの場をつないでくださった 原ゆき立川市議、そして監督や先生方みなさまに心から感謝申し上げます。
懐かしい先生にもお会いでき、とても嬉しく、深い学びの時間になりました。

