昨日は、全国の超党派「手話推進議員連盟」の「公共サービスとなった『電話リレーサービス』について」オンライン勉強会にメンバーとして参加致しました。
講師
🍀NPO 法人インフォメーションのギャップバスター 理事長 伊藤 芳浩さん
🍀聞こえないきょうだいをもつSODAソーダ&家族 代表 弁護士 藤木和子さん
🍀豊島区聴覚障害者協会 会長 長谷川則之さん
電話リレーサービスとは、聞こえない人と聞こえる人を電話リレーサービスセンターにいる通訳オペレーターが「手話」や「文字」と「音声」を通訳することにより、電話で即時双方向につなぐサービス。
2020年6月に「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法」が可決され、本年7月1日より公共インフラとしての電話リレーサービスがスタートしました。
リレーサービスについてあまり知られておらず、地域での普及のために行政・議会関係者の理解を深めるということと、当事者の立場から感じる課題等についてお話しいただき、今後の取り組みについて学ばせていただきました。
東京2020オリンピック開会式放送に手話通訳がなかったことに端を発して、永野 裕子豊島区議が世話人代表となる「手話推進議員連盟」では、当事者団体と共に要望活動を行い、一定の成果がありましたが、さらに今後に繋げるべく、関係各所への要請や9月6日には都庁記者クラブにて記者会見も行っています。
また全日本ろうあ連盟では、2025年デフリンピック東京招致の活動を行っており、デフリンピックの現在の動向についてもお話しがありました。
伊藤さんには2019年2月、衆議院議員会館での勉強会でもICTと手話通訳者を介してろうあの方でも電話をかけられるようにする「電話リレーサービス」についてお聞きさせていただきました。
知っていただく理解してもらうのに長い時間がかかっていることの課題を超えたい。世界中で導入されているなか日本では一部で行なわれているのみとなっていること。あたりまえのことがあたりまえにできないことなど教えていただきました。
伝えあっていきたいです🍀
ちなみに東村山市議会としては議員研修会「聴覚障害者へのかかわり方について」
「手話は言語である」との認識から、議会報告会では議員が手話で自己紹介をしております(コロナ禍でいまはオンライン報告会ですが)。
令和元年7月の議員研修会では聴覚障がいの方へのかかわり方について学んだこともあり、昨日の勉強会含めて。
災害時や緊急時、障がいの有無によって情報やサービスの提供に差が生じて、障がいのある方の命や健康が脅かされることのない社会にしたいと思います。