本日は、東村山市議会・柏崎市議会合同研修で、国立療養所多磨全生園において、令和7年3月に策定された「将来構想」についてお話を伺いました。
特に印象に残ったのは、将来構想の出発点が「施設をどう活用するか」ではなく、
「最後のお一人まで安心して療養生活を送っていただくこと」
を何より大切にしているという考え方でした。
現在も入所者の方が生活されている療養所だからこそ、その暮らしと尊厳を第一に守り、その上で未来へ何を残し、どう継承していくのかを考えていることが伝わってきました。
将来構想では、
・入所者の療養環境の充実
・ハンセン病の歴史と人権を伝える普及啓発
・地域との共生や土地・施設の活用
という3つの柱が示されています。
また、園内を
・居住エリア
・自然公園エリア
・歴史・教育エリア
の3つに整理し、それぞれの役割を大切にしながら未来へつないでいくというお話も大変印象的でした。
さらに、説明を担当された課長さんご自身が、若手職員時代に中越地震の際、柏崎市へ応援派遣された経験をお話しくださり、「あの時いただいた『ありがとう』の言葉が、今も仕事の原点になっています」と語られたことも心に残りました。
ハンセン病問題は過去の出来事ではなく、今を生きる私たち一人ひとりが人権について考え続けるための大切な学びです。
東村山市には、多磨全生園という全国的にも貴重な歴史を持つ施設があります。この地で学び続ける責任を改めて感じるとともに、歴史を正しく伝え、偏見や差別のない社会の実現に向けて、議会活動にも生かしてまいります。
