会派)
第4条 議員は、複数の議員で会派を結成することができる。
2 会派は、政策を中心とした同一の理念を共有する議員で構成し、活動する。
2025年8月8日、東村山市議会の議会運営委員会にて、議会基本条例第4条第1項に続き第2項(会派の意義・賛否の一致)について、活発な議論が行われました。
本記事では、当日の議論の流れとともに、立憲民主党会派としての考えをお伝えいたします。
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議題
議会基本条例第4条第2項:「会派は政策を中心とした理念を共有する議員によって構成される」
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小町委員
「第4条第2項の考え方を議論する場であるはずが、立憲民主党会派の賛否分裂が目立っている」と、個人的意見の発言が始まりました。
• 他の会派(自民・公明・共産・草の根市民クラブ)は3人以上の構成でも賛否が一致している。
• それに対して、立憲民主党は2人の会派にもかかわらず、副市長選任、補正予算、条例改正など賛否が分かれている。
• 「令和5年9月6日の議運で『会派として関与は難しいが意義は認識する』としたのに、分裂投票が続いているのは問題ではないか」との主張がありました。
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各委員の意見
◆ 横尾委員(公明党)
• 会派を組む以上、理念を共有する責任を再確認すべき。
• 他会派に口を出すべきではないという意見もあるが、第4条の趣旨は全員で再確認する必要がある。
◆ 鈴木委員
• 「議会として介入してもよい」との立場。
• 会派内で賛否が分かれることは非効率であり、事務局にも負担をかけている。
• 賛否が揃わないのであれば、「一人会派として名乗るべきでは」との意見。
◆ わたなべたかし委員
• 2人会派で賛否が分かれるのは、市民からも疑問視される。
• 「同じ党でもバラバラでは投票しにくい」と言われた経験がある。
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◆ かみまち弓子(立憲民主党)からの見解
皆さまのご意見を受け、私から第4条第2項についての考え方をお伝えしました。
会派としての立場
私たち立憲民主党会派は、党の政策を中心とした理念を共有して活動しています。
ただし、それぞれの議員は地域の民意を受けた「個人」としても責任ある判断を行う立場にあり、会派内で議論を尽くした末に意見が分かれることもあります。
• 一致点を見出す努力を重ねながらも、市民にとってより良い判断を目指しています。
• 民主主義の本質は「多様な意見を尊重すること」であり、賛否の不一致=不誠実という単純な図式では語れないと考えています。
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経験に基づいた補足
私自身、初当選の頃は「会派は常に賛否を一致させるもの」と思っていました。
反対したい議案にも賛成を入れた経験もあります。
しかし、公明党会派のある先輩議員が「会派内でも賛否が一致しないことがある」と発言されたことを機に、「すべての議案で賛否を一致させる必要はない」という考えが、東村山市議会でも少しずつ共有されるようになったと感じています。
議員は、自分の地域・市民・信念に基づいて判断をすることもまた、議会の大切な役割のひとつだと思います。
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他委員の意見・総括
◆ 子安委員(草の根市民クラブ)
• 外部が会派内に介入するのは難しく、できるだけ会派内で一致すべく話し合いを。
◆ 渡辺みのる委員(共産党)
• 外部が会派内に介入することではない。制度的な強制ではなく、会派内での対話で解決すべき。
◆ 白石委員(生活者ネット)
• 会派は自民党と同様、一致すべきとの立場。
◆ かくた委員(自民党)【※欠席】
• 当日は欠席されていましたが、「会派内のことについては外部が介入できるものではない」との考えを事前に示されていました。
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◆ 委員長総括(前半)
• 会派の結成は任意であり、東村山市には「理念共有がなければ名乗れない」といった規定はない。
• よって、議会としてどこまで介入できるかは慎重に判断すべき。
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◆ かみまち弓子より(事実の共有)
議論の中で委員長からある議員に注意が入る場面もありましたが、その上で私は以下の事実を共有しました。
元議長・元副議長の在任中、会派内の賛否の違いを理由に、事務局同席のもと議長室に呼ばれ、「会派の在り方を見直すように」と非公式な働きかけを受けた事実があります。
これは、会派の形成・存続に対する不適切な干渉であり、議会の独立性と多様性を損なう懸念があると、明確に申し上げました。
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◆ 委員長総括(後半)
• 「会派の理念を認識すること」は基本であり、全委員に異論はない。
• ただし、その認識をどう解釈し、どう行動に反映させるかは議員の自律的な判断に委ねるべき。
次回は、第5条および第8条について、9月定例会中の委員会で議論を進める予定です。
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最後に(かみまちより)
• 言葉の切り取りや強い表現は避け、建設的な対話の積み重ねを大切にしたいと改めて思いました。
• 本日の議論で「すぐに具体的進展があった」とは言えませんが、多様な意見を持ち寄る場として意義あるものだったと感じています。
• また、ネット中継を通じて仲間や身内が傍聴し、「誰がどのように発言しているかがよくわかった」との感想もいただきました。こうした声に、心から感謝申し上げます。
これからも、議会の多様性と会派の自由を守るために、丁寧な説明と対話を重ねてまいります。
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議会基本条例をめぐる議論は、市民の皆さんにも関わる大切なテーマです。
引き続き、みなさまからのご意見やご感想もお寄せください。
