レポート1:令和5年9月議会一般質問要旨
9 月議会の一般質問では1期目から重点的に取り組んでいる子どもたちの居場所の環境改善として放課後児童クラブの質問や、貧困家庭の拓殖サービスについて、子どもが行きたくなる学校について取り上げ、大きな進展が見られる質疑となりました。
放課後児童クラブの長期休み期間中における昼食の提供 について、市は協議の方向へ!
両親共働き世帯は年々増加し、今や6 割を超える世帯が共働きの中で子育てをする中、小学校における保育の受け皿となっている放課後児童クラブでは、以前から夏休みなどの長期休み期間における昼食の提供が市に要望として出されていました。この問題に何度も取り組んできましたが、今回の質疑の中で、こども家庭庁からの事務連絡、東京都福祉保健局の実態調査の内容を質疑で明らかにするとともに、現状の課題の整理、八王子市など他市の事例、地域こどもの未来応援交付金の活用が可能であることの確認をしていく中で、これまで検討をしてこなかった東村山市もついに、検討をする姿勢を初めて見せました。
導入に至るまでには人員の配置やアレルギー対策など、越えなければならない壁はまだまだありますが、長年の保護者たちの要望を実現するべく、引き続きこの問題を取り上げていきたいと思います。
貧困家庭の子どもたちに宅配サービスの充実を目指して!
現在、社会福祉法人連絡会では夏休みに給食がなくてお困りのひとり親家庭に低価格でお弁当を届ける事業をされていますが、更なる充実を図るため、市の補助を訴えました。市の答弁は、連絡会の独自事業であり、市補助する考えは無いとのことでした。全国的にもひとり親家庭の貧困率は6 割近く、更なる充実に向けて、引き続きこの問題を考えたいと思います。
その他の質疑については議会中継をご覧ください。
レポート2:令和4年度一般会計歳入歳出
令和4 年度東京都東村山市一般会計歳入歳出決算の認定について立憲民主党会派内で様々に話し合い
を重ねた結果、認定の立場で討論をしました。
令和4 年度一般会計決算の歳入は過去3番目、 歳出は過去2番目の規模となりました。一見、 当市の財政状況は好転しているようにも見受けられますが、この間、基金・地方債を最大限活用しており、これらの影響は後年度に表れること、加えて、依存財源の割合が高く国の地方財政計画による影響を受けやすい状況に変わりはありません。
「市民生活を守り、東村山の未来を拓く」ために、子ども、若者、生活困窮者世帯、障がい者や、虐待・DVなどで苦しむ人をしっかり支え、手を差しのべる誰かがいる東村山を目指すことが持続可能な東村山市を築いていく上では必須であると、あらためてしっかり認識をして欲しいと思います。
施策の評価すべき点は、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金、萩山公園用地取得、公園包
括管理指定管理、東村山企業等燃料費・光熱費応援金、全ての公立保育施設の「使用済みオムツ持ち帰
りなし」の準備着手、住宅修改築費補助金、不登校対策、学校トイレの洋式化、空調設置、などです。
そして次年度への要望として以下を掲げました。
①「 貧困家庭への宅食サービス」の検討
② 中学校の完全給食の実現と小中学校給食の無償化
③「 生理の貧困」をなくすこと
④ 緑地保護のため優先的に公有化をすすめること
⑤学童の長期休暇における昼食の提供
これらの実現に向けて今後も注力していきます。
コラム:応援に来てくださった片岡市長5 期目の当選
10 月1 日に行われた岡山県総社市の市長選挙。これまで障がい者の1500 人雇用に取り組まれたり、ひきこもり支援などで全国に知られる片岡聡一氏が見事5 選を果たしました。
私の市議選の時も駆けつけて熱い応援演説をしてくれたことから、今度は私が為書きを持参して応援に向かいました。これからも障がい者対策や引きこもり支援を進めていただきたいと思います。
レポート3:生活困窮者へのエアコン設置補助を可決!
今夏、連日続いた災害級の暑さの中で高齢の男女合わせて4 名が住宅内で亡くなられた事件が起きました。熱中症の可能性があるとのことから、立憲民主党会派は、涼みどころの周知や生活弱者へのエアコン設置などの補助、また室内でも熱中症になる危険を周知するための生活困窮者世帯などへの直接訪問を要望した緊急要望を提出し、補正予算において、生活困窮者へのエアコン設置補助費用を可決いたしました。