今日の 東村山市議会、生活文教委員会で、陳情について委員間にて様々な意見交換をしました。
その上で私は採択すべきとの賛成討論をしました。
以下内容です。
4陳情第12号 都立高校入試への英語スピーキングテスト導入中止を求める陳情に関して かみまち弓子 採択すべきとして討論します。
生徒に十分なスピーキング能力をつけさせることは必要ですが、高校の入学試験にスピーキングテストを導入することには、
① 8万人もの生徒の採点の公平性が保たれるのか
② 入試の配点の面で英語の割合が他教科より高くなってもよいのか
③ 一民間企業に個人情報漏洩や利益誘導の懸念
④ 家庭の経済格差が生徒の学力格差につながるのではないか
などの懸念があります。
今、学校現場では日常の授業の中で外国人ALT(外国語指導助手)との会話・スピーチなどを通して楽しくその能力を獲得するように工夫努力していると聞きます。
しかし、スピーキングテストが高校入試で使われることで、生徒は発音や文法を強く意識して話すことになり、萎縮してしまいます。
これでは自分の意志を示す本当の「話す能力」を身につけていくことが難しくなります。
スピーキング能力を向上させるには、少なくとも10人以下の少人数クラスでの授業を行ったり、外国人ALTを増員したりするなど、まずは教育条件を改善することが大切になってきます。
テストの影響を受けるのはなにより生徒です。不安な思いをもつ生徒たちの思い。教師の反対の声、保護者の反対ともに9割です。
よって、1点1点を争う子どもたちにとってたいせつな英語スピーキングテストそのものをやめるべきというのでなく、入試に導入することの中止を求める陳情についてぜひとも採択すべきとして考えます。